辨 |
基本種はナガバモミジイチゴ R. palmatus。 |
キイチゴ属 Rubus(懸鉤子 xuángōuzĭ 屬)の植物については、キイチゴ属を見よ。 |
訓 |
「和名もみぢ苺ハ其葉形ニ由リシ稱呼ナリ」(『牧野日本植物図鑑』)。 |
小野蘭山『本草綱目啓蒙』14(1806)懸鉤子に、「キイチゴ木本ナリ。又実ノ色黄ナリ。コノ二ツヲカネテ名ク カナイチゴ泉州 ツルキイチゴ木本ナレトモ枝タレテツルノ如キユヱ名ク サガリイチゴ豫州播州 ホゞロイチゴ備後」と。 |
漢名については、ナガバモミジイチゴを見よ。 |
説 |
北海道・本州(中部以東)・朝鮮に分布。日本では、近畿以西に分布するナガバモミジイチゴと東西に住み分ける。
実は黄色く熟し、食用になる。 |
誌 |
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